システムが遅いときにディスク使用率を最適化する - Windows 10、Windows 11
ディスク使用率を最適化し、システムの動作を高速化する - Windows
ディスク使用率を最適化し、システムの動作を高速化する - Windows
症状
ディスクの使用率が長時間 100% 近くに達し、その間コンピューターの速度が遅くなります。ディスクの使用率は図1と図2で示しているように、Task Manager (タスクマネージャー) の Processes (プロセス) と Performance (パフォーマンス) タブで確認できます。 図3のように、ディスク活動の詳細は Resource Monitor (リソースモニター) で確認できます。
図.1
図.2
図.3
オペレーティングシステム
- Windows 10
- Windows 11
対策
CPU、RAM、ハードディスクはコンピューターの中心コンポーネントです。ハードディスクの性能は、CPUやRAMと同レベルには達していません。そのため、ハードディスクはコンピューターのパフォーマンスに影響することがあります。
Windows 搭載システムで、ディスク使用率がしばらくの間 100% 近くに達することがあります。 ハードディスクパフォーマンスの制限を考慮すると、その状況自体は正常です。 メモリー容量が少なくてWindowsが頻繁にハードディスクにデータを読み書きしているコンピューターで、なおさらこの現象は顕著です。 ソリッドステートドライブ、または7200 RPM HDD、それ以上に交換する解決策がありますが、コストが高つきます。ここでは Windows でのディスク使用率とシステムパフォーマンスの最適化について説明します。
1. Windows は起動時に、いくつかのプログラムやサービスを読み込む必要があります。その間、ディスク使用率が高くなります。
2. Windows がウイルススキャン、ディスクの最適化、ファイルのコピー、ハードディスクの読み書きなどを実行している間の高いディスク使用率は正常です。 Windows Update がバックグラウンドで実行されている場合も、ディスクI/Oのリソースを占拠します。Windows Update を実施してすべての修正プログラムをインストールし、ディスクの使用率が改善されるか確認します。 詳細についてはこちら: Windows Updateを実行するには - Windows 10、Windows 11
3. メモリーを 8GB または 16GB に増設すると、コンピューターの性能が改善されます。メモリーが増えるとハードディスクの使用頻度が減ります。 PCのユーザーマニュアルで、対応しているメモリの種類を確認します。 RAMの最大容量を確認するには
4. Windows スタートアップ時に、自動的に起動する必要のないソフトウェアは無効にします。 Windows 10 の起動時に自動的に実行されるアプリを変更する
5. 複数のウィルス対策ソフトが実行されている場合、システムが遅くなります。いずれか1つを使用することを検討し、ソフトが最新の状態であることを確認してください。
6. ハードディスクの負担軽減のため「インデックスのオプション」を活用します。「Windows Search」を使用しないか、他社製の検索ソフトウェアを使用されている場合、「Windows Search」サービスを無効にすることでハードディスク使用率を減らせます。
- インデックスのオプションの設定: 「コントロールパネル (表示:大きいアイコン、または小さいアイコン)、参照: コントロール パネルの場所、「 インデックスのオプション」をクリック、「 編集」をクリックします。 検索する必要がない場所の選択を解除します。
- Windows Search:を無効にするには: Windows Search の問題を修正する
7. ドライブの最適化のスケジュールを変更し (「設定の変更」を使用)、 ドライブの最適化を手動で都合のいい時間に実施します。参照:Windows 10 PC を最適化する (Windows 11の場合も同様の手順です。)
8. ディスクのパフォーマンスがまだ改善されない場合、図3の「 リソースモニター 」 (タスクマネージャーを検索して選択)を開きます。最も高い (B/sec) リソースを探して、ハードディスクの読み書きが多く発生するプロセスやファイル (どのファイルが読み書きが多いか)を特定します。 使用頻度の低いプロセスまたはファイルの場合はアンインストールまたは停止することをおすすめします。 メモ: プロセスを停止、またはアンインストールすると、予期せぬ結果が生じることがあります。
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